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フロントエンドエンジニア

たけ

Z世代の『たけ』は異業種からの転職組。1年間、プロダクトデリバリーチームで知見を得た後、本人の希望でフロントエンドエンジニアチームに加入。「フィーリングで生きてますから」が口癖ではあるが、世界に通用するエンジニアになることを目指して地道な努力を続けている。


▲趣味は絵を描いたり、デザインすること。背景のコラージュも本人の要望を反映。


プライサーのグローバルな展開が自分の理想と一致

地元の短大を「合わないな」と半年で退学した『たけ』は、雑貨店に勤めるも「大企業ならではの縛りに将来性を見出せなくて」と4年で退職。途方に暮れていた彼に「スタッフを募集しているからとりあえず受けてみたら」と声をかけてくれたのが、今もプライサーに在籍している高校時代の同級生だった。声を受けてプライサーのホームページやSNSを閲覧した彼の目にとまったのは、Instagramの中でサッカーボールをリフティングしているスタッフの姿。そして、プライサービシュケクの存在。

「Instagram見てるうちに、プライサーの将来性もある程度分かってきたんですよ。たとえば、キルギスに拠点があります。それは日本だけの、名古屋と大阪に支店がありますという会社よりもグローバルだなぁって」

たけは元々、高校を卒業したらすぐにでも海外に行くつもりだった。在学中にワーキングホリデーの存在を知り、費用を稼ぐために就いた仕事ではさほど貯まらず時間だけが過ぎた。外国人の同僚と机を並べる今、「一生日本にいたいという感覚はないですね」と世界に思いをはせている。英語に触れるために、言語学習アプリ『HelloTalk』も始めた。プライサーが拠点を置く、キルギス共和国への赴任もいとわない。

「ぜひ、行ってみたいですね。一人暮らしもしたことないし。20代で家庭持ってという選択肢もあるけど、それはまだ僕には早い。ここで終わりたくない。自分の可能性を試したいというのもあるし、もっと世界を見たいですね。日本が普通と思っちゃだめだから。知らず知らずのうちに、心の底では普通だと感じてる。やっぱり目で見て心で感じないとだめかな」


目指すはディレクションもできるフロントエンドエンジニア

▲同じチームの同僚と技術について延々と話し込むことがある。プライベートでも仲がいい。


入社後、プロダクトデリバリーチームの一員として規模の大きいプロジェクトに関わった1年目は、IT未経験の『たけ』にとっては挑戦の連続だった。プロジェクトを進めるためには密なコミュニケーションが必須だが、幸いなことに同僚はみな同じ方向を見ていた。

「問題解決のためにチームが相談し合って、”これでいい”ではなく”これがいい”を意識して取り組めているのはいい点ですね。あと、根本的に若いうちは苦労した方がいいというのが自分の中にあって、入社1年くらいで忍耐力が付きました(笑)」


プライサーでは適材適所の名の下に、大胆な配置換えが行われることもある。本人の要望が叶うこともあり、自ら配置換えを申し出た『たけ』には明確な目的がある。

「プログラミングの方が…ものをつくる方が好きなんですよ。Webディレクターと呼ばれている仕事を学ぶことができたので、これからはフロントエンドエンジニアとしてプログラミングを学び、尚且つディレクションもできるようになりたい。プロジェクトをどう進めるかを考えつつコードも書けたらディレクターとエンジニア間のやりとりもスムーズに進むと思います。ただ、知識がゼロだから日々格闘してます。ディレクターとは違う脳を使ってる感じがしてしんどいですが、ものをつくるのはやっぱり面白いですね」


自分の潜在能力をどこまで引き出せるか?

▲共用ロビーでベトナム人スタッフと談笑。誰とでも臆することなく話せるのは天性のものと思われる。


『たけ』は仕事でもプライベートでも分け隔てなく人と接することはもちろん、場の空気を読んで状況に応じた行動をとることができる。ベトナム人スタッフに頼まれて日本語を教えることもあれば、社内行事のバーベキュー大会でも大好きなお酒を封印してスタッフの送迎役に徹することもある。たけと年代が近く、仲のいい同僚は彼を次のように評した。

“優しいです。ちょっとしたことで、もっともっと良くなると思います。いろんな意味で”

「そうですね。自分でもまだフルじゃないと。伸びしろですかね(笑)。技術力を上げるのと、意識を上げる。課題はいっぱいあります」

フロントエンドエンジニアチームのリーダーを務める『はま』を完成形とするなら、たけの現在地は本人いわく「まだまだ、0,1%も無いくらいですね」。ただ、バックエンドやWebデザインと比べるとフロントエンドのハードルはさほど高くなく、数年の実務経験で独り立ちするエンジニアも数多い。

「ハードルは低いと思います。ただ、上が高いだけ。だからゴールがない。これでOKはない。貪欲になればなるほど学び続けられる面白さがある。というのがエンジニアじゃないですかね」

どいて!おばけ!