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プロダクトコンサルタント(ディレクター)

アイザ

キルギス共和国の現地法人プライサービシュケクから長期出張中のアイザは日本での留学経験もあるマルチリンガルで、プロダクトデリバリーチームの若きリーダー。今やビシュケクと愛媛本社の架け橋的存在で、両国のスタッフも全幅の信頼を寄せている。

 

▲ロシア語、キルギス語、英語、ほぼネイティブと変わらない日本語を話す。時々、イントネーションが北関東になったり、伊予弁や大阪弁が混じることも。


キルギスと日本の架け橋

アイザが日本に興味を持つようになった直接のきっかけは、高校生の時に観たアニメ『デスノート』。それからは日本熱が一気に高まり、高校を一学年飛び級して入ったビシュケク国立大学では日本語を専攻し、大阪の大学への留学を経験する。卒業前、プライサービシュケクに在籍していた友人から、“日本語ができるスタッフを募集している”との声がかかる。

「もともと数学が好きでIT業界に興味があり、言語学の専攻も日本語なので、アイザにとって日本のIT企業は理想でした。プライサーではITの様々な分野に挑戦する機会を得ています」

プライサービシュケクに入社した当初の業務は、日本語をキルギスの公用語であるロシア語に翻訳する作業やテストであった。本人が自負する適応能力と学習能力、ストレス耐性の高さを買われ、エンジニアチームと密にやりとりをするようになる。その後は通訳の役割も担うブリッジディレクターを経て、現在のポジションに抜擢される。通訳や翻訳にはITに関する専門的な知識が必要となるわけだが、アイザは「それがモチベーションになってすぐに学べました」と、こともなげに言う。1年前に志願して日本に来てからは、自身の内面的な変化を実感している。

「自分自身が上がってきたと感じています(笑)。まず、毎日日本人と話す機会があるから日本語のレベルがちょっとずつ上がっていくのを感じてるし、入社してからの3年で日本人のメンタリティをより深くわかるようになった。日本の会社の動き方とかルールに対する考え方もそうです。ビシュケクのエンジニアからは“考え方も話し方も日本人に似てきたね”とよく言われます(笑)」

 

プライサーは夢が叶う場所


▲トレードマークでもあるアップルのヘッドホンはキルギスに住むパパからのプレゼント。よく聴いているのはHIP HOP/R&BやK-POPで、首都圏で開催されるライブやフェスにもたびたび足を運んでいる。

 

アイザは20代前半の若さでプライサービシュケクとプライサーで貴重な経験を積んだ。この3年だけでもスタッフは着実に増え、ビシュケクにいたっては現地のIT企業を対象に技術や貢献度が評価されるアワードを複数回受賞した。

「どちらのオフィスにもやる気と新しい知識に飢えている若いスタッフがたくさんいます。一方、すでに豊富な経験を持つ先輩スタッフは、若手を指導しサポートしてくれています。オープンマインドなスタッフが多いので、グローバルに成長できる大きなポテンシャルを持っていると考えています」

プライサーにとってのアイザは特別な存在で、アイザにとってのプライサーは特別な場所。

「プライサーの“Pull out your potential”という社訓にもあるように、社員一人ひとりの夢が叶う様子を何度も見てきました。たとえば、プロダクトデリバリーチームの人が“私はフロントエンドを学びたいです”って言ったら、“ああいいですよ”とOKしてくれるし、ちゃんとサポートしてくれる。相談したことが可能になるのは、アイザからすればめちゃめちゃ特別なことだと思います。どの会社でもできることではないと思います。で、一人一人の趣味とか興味をちゃんと聞いた上で、それに対して仕事の方向性を変えてくれる。アイザが日本に居るのもそういうことで、今月からバックエンド開発に入るのが楽しみです!」

自分の夢に向かって突き進んでいくアイザの行く先々で灯りを点してくれるのは、プライサービシュケクCEOの小松。

「いつも由弥さん(小松の名前)に相談しに行きます。プライサービシュケクの父みたいに(笑)、みんなのことを守ってくれます」

 

アイザが前向きでいられる理由


▲プロジェクトがスムーズに進むよう、エンジニアの性格によってしゃべり方や接し方を変える。


アイザから発せられる言葉はいつだって前向きで、話しかけると人懐っこい笑顔を返してくれる。業務の難易度が高いものであったとしても、逆境すらもバネに変えて仕事を、もっと言ってしまえば人生を謳歌している。業務で直接関わりあるエンジニアも“献身的で責任感がハンパないです”と、賛辞を送る。

「これはロシア語にあるんですけど、アイザはいつも完璧にしていないといけない“優等生症候群”なんです。それと、何でも楽しくできるオプティミスト(楽天家)だから(笑)。人に対しても物事に対しても、いいところを見つけるようにしています」

話はそれだけにとどまらない。

「スタッフの、とくにプライサー歴の長い方の働き方や話し方を見ていて思うことがあるんですよ。代表の石津さんもよく言われていますけど、私たちの仕事がよくできたらみんなの給料が上がる、みんなの家族の暮らしも良くなる、家族のためにみんなで頑張りましょうという。そういうのもモチベーションになるんですよ。アイザが頑張ったら他のスタッフのことも良くなる、ちょっとだけ、1%くらいは影響するのかなみたいな(笑)。アイザが頑張んないと、みんなの努力が意味なくなります。だからポジティヴに、みんなで頑張っていこうみたいな」

アイザの言葉からはあふれんばかりのプライサー愛を感じる。

「そうそう。プライサーは家族みたいな感じです」

どいて!おばけ!