プライサービシュケクの周囲は国家機関、病院、ビジネスセンター、高等教育機関、閑静な住宅街などが建ち並ぶ、東京23区で言えば文京区本郷、松山市だと清水町あたりに近い雰囲気でしょうか? 近代的なビルの中にはプール付きジム、レンタカーセンター、外国語学校などが入居しており、プライサービシュケクは1階にオフィスを構えています。スタッフの交通手段はクルマ、自転車、スクーター、バイク、バスなどで、日本では「立山黒部アルペンルート」のみで運行しているトロリーバスで通勤している人もいます。
地下1階、地上5階建てビルの総面積は2万㎡。特徴的な扉は木と強化ガラス製で、セキュリティも万全です。
総務チームのアセマさんが指し示しているのは、プライサービシュケクが協賛したマラソン大会のパネルと日本×キルギスコーナー。
手前にあるフェルトの動物たちはJICAと無印良品との共同プロジェクトによるもので、羊毛を原材料にキルギス北部イシク・クル地域の人たちが手作りしています。
プライサービシュケクの功績はキルギス国内でも高い評価を受け、オフィスの一角には昨年末の "NEW MARKETS EXPLORER"をはじめとする数々の表彰盾がずらり。
写真右が「土佐のこまじろう」ことCEO小松さん。日本とキルギスの架け橋的存在でもあり、JICAやJETROのセミナーにも何度か登壇しています。
オフィスの壁は元々何もなかったのですが、代表・石津の提案でスタッフ各自お気に入りの写真や画像によるアートボードが整然と飾られています。従来のシンプルからクールでスタイリッシュに変貌したオフィスはミニミュージアムのようです。愛媛本社にも取り入れたいアイデアの1つです。
ランチタイムは日本よりも早い11時~12時。27名のスタッフのうち5~6名はお弁当持参で、給料日が近くなるとその数は増えます。みなさんエネルギッシュで、食べっぷりにもそれは表れています。
キルギスは食材の宝庫と呼ばれるだけあって、スタッフのお弁当のバリエーションも豊富です。ふりかけ代わり(?)のお茶漬けやおにぎりなど、日本とでよく目にするものがちらほら。具材に牛肉よりもお手頃なラム肉が用いられているのもキルギスならでは。
では、スタッフのお弁当から、キルギスを含む中央アジアの伝統料理を紹介いたします。
①じゃがいもと麺のスープ:チキンブイヨン、またはラム/ビーフブイヨンをベースに、たっぷりのじゃがいもや肉、さらに麺も入っている滋味深いスープ
②オロモ:日本の湯葉みたいなビジュアルですが、実は蒸しパイです。中身は牛肉・じゃがいも・玉ねぎなど。日本に出張中のアイザさんいわく「ニラが入っていることもあるし餃子みたい」とのこと。奥のサムサはインド料理店でも目にすることのあるミートパイ。インドは油で揚げていますが、タンドール釜で焼くのが中央アジア流
③ピラフ:皮をむいていない玉ねぎを炒めることから始まる、総調理時間1時間半くらいの非常に手の込んだ料理です。肉はラム肉をカリカリになるまで炒めており、見るからに美味しそうです。
左上:セールスマネージャーの「ヌルさん」ことヌルランさん。キルギス進出のキーマンであり、新たな顧客を獲得するべく世界各地を飛び回っています。右上:折り紙はキルギスでも人気があり、スタッフのデスクの上にも折り鶴が! 左下:アイジャンさんとガリヤーさんは自宅から少しずつ観葉植物を持ってきてはオフィスの緑化に努めています。サボテンに挟まれている花札が謎ですが!? 右下:植物に囲まれるアイジャンさん。
プライサービシュケクのオフィスはどうでしたか? 今後もキルギスやベトナム関連の情報をどんどんアップしていきます。お楽しみに!
プライサービシュケク
https://www.pricer.kg/ja/