フォーラムに登壇するまでの経緯
今回の目的は高松サンポート合同庁舎で開催される『地域の資源を活用した地域包括ケアシステムの推進に関するフォーラム』に登壇すること。日本が超高齢化社会になりつつあるなか、厚生労働省は「地域包括ケアシステム」の名のもとに、高齢者を対象にした地域の包括的な支援・サービス供給体制の構築を推進しています。そのためには行政と企業が連携に取り組む必要があり、四国厚生支局の方は今回のフォーラムについて「行政と企業がWin-Winになる、気づきの場」と説明してくれました。プライサーが開発・運営している宇和島市ポータルアプリ『伊達なうわじま安心ナビ』も地域包括ケアシステムの一端を担っており、四国厚生支局様からの依頼で今回の登壇に至ったというわけです。
高松サンポート合同庁舎前で意気揚々のながっつ。
自社ブースには『伊達なうわじま安心ナビ』と自社パンフレットを並べ、自社開発した知育パズルゲーム・アプリ『どいて!おばけ!』のPOPも用意。
事例紹介のトップバッターを務めるながっつは数週間前から入念に準備を進めており、スライドに映し出される内容はすべて事前に暗記していました! それゆえ、当日も「緊張はしてないですね」と余裕しゃくしゃくでしたが、自分の登壇時間が近づくにつれカッチカチに(笑)。
登壇してからも当初はぎこちなかったものの、中盤の「アプリ使用者の4万人は名古屋ドーム一個分ですね」でややウケを取ってからは一変して饒舌に。その変わり身の早さに驚くと同時に、人間って些細なきっかけで劇的に変わるんだなってことをつくづく感じました。講演の内容も図解と具体的な数値を用いたわかりやすいもので、熱意は十分に伝わったと自負しています。
休憩時間はながっつの講演が功を奏したのか、自社ブースにお客様が殺到。
「『伊達なうわじま安心ナビ』は観光、防災、健康、子育てと生活に必要なものがオールインになっているところがいいですね」
「どんな方法でアプリを市民の方に認知してもらったのですか?」
「ウチもああいうアプリの導入を考えているので、もっと詳しく話を聞かせてほしい」
といった、前向きな意見をたくさんいただきました。
当社を含む3企業による講演の後は、座長の前田様(ニッセイ基礎研究所)
の司会のもとパネルディスカッション。講演がうまくいったこともあり、すっかり解き放たれたながっつの堂々とした受け答えは実に頼もしいものでした。
瀬戸内海をバックにした力強いガッツポーズにも表れているように、ながっつは今回の登壇でまずまずの感触をつかんだようです。とはいえ、観ている側からすれば初登壇にしては上出来とも言える、69点と言ったところでしょうか。それでも本人は「舞台度胸がつきました。終わってみれば楽しかった」と満足気。さらに「次はエンターテイメント性を前面に打ち出したパフォーマンスがしたいです」とも。方向性がちょっと違うような気がしないでもないですが、こういう多様性もプライサーの魅力のひとつです。
※記載の所属・業務内容は、取材時点のものです。