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コーポレート

キルギスでの労働許可(ワークパーミット)を取得しました

プライサーには中央アジアのキルギス共和国に海外拠点があります。
通常、外国人(キルギス国籍を持っていない人)がキルギスで働き、キルギスの企業から給与を受け取るためには、労働ビザに加えて労働許可(ワークパーミット)を取得する必要があります。

今回、プライサービシュケクの外国籍スタッフがキルギスの労働許可を取得したので、事前に準備した書類や、申請から取得までのプロセスをご紹介します。

《今回のプロセス》
ステップ1. キルギス外務省からの許可を得る
ステップ2. キルギス入国前に労働ビザを申請
ステップ3. 労働許可を申請

必要書類はすべてロシア語もしくはキルギス語で書かれていることが望ましいため、プライサービシュケクの総務チームを中心に用意を進めました。

※2022年12月時点の情報です。
 ご自身が申請される場合には必ず最新情報をご確認ください。

 

ステップ1. キルギス外務省からの許可を得る

労働許可を取得するためには、キルギス外務省からの許可が必要です。そのため、まず初めにプライサービシュケクの総務チームはキルギス外務省へ要望書を出しました。

要望書では、以下の点を盛り込みました。
・プライサービシュケクの会社について
・外国人であるでっちゃんが、プライサービシュケクで仕事をする必要性について

さらに、キルギス現地スタッフと外国人スタッフの割合を証明できるよう、プライサービシュケクの組織図を提出しました。

その後、キルギス外務省が審査し、今回は約2週間で許可を得ることができました。


▲キルギス外務省からの許可書
 

ステップ2. 労働ビザを申請

キルギスの労働ビザ取得にはe-Visa制度が導入されており、日本など特定の国/地域の国籍の人であれば申請がオンラインで完結します。今回申請したでっちゃんはオーストラリア国籍。オーストラリアもこのe-Visa制度の対象国となっているので、ポータルサイトから申請をします。

キルギス外務省 e-Visa portal(外部リンク)
https://evisa.e-gov.kg/

《用意したもの》
・パスポートのスキャンデータ
・顔写真データ
・推薦状(なぜ該当スタッフに労働許可が必要かの理由を記載)
・会社の設立書類
・会社の無借金証明書
・ステップ1で取得したキルギス外務省からの許可書

すべてを用意したらポータルサイトの申請フォームに登録し、支払いが済めば完了です。
申請後の審査期間は5営業日とのこと。申請状況はポータルサイトから確認ができます。

なお、労働ビザの期間は最長1年となり、1年ごとに更新が必要です。

 

いざ、キルギスへ

無事に短期(一次)ビザを取得したでっちゃん。次のステップへ進むため、キルギスへ!
松山からは、成田とドバイでの乗り継ぎ時間を含めてトータル40時間。実に長旅です…。

ビシュケク到着後、まず向かったのはエイズセンター(Republican AIDS Center)。キルギスの労働許可取得には、HIV/エイズの陰性証明が必要です。日本で検査を受けることもできますが、現在はキルギス国内で受けたものしか認められていません。そのため、でっちゃんはビシュケクで検査を受けることにしました。


▲血液を採取して、結果が出るのを待ちます。1日がかりでした。
 

ステップ3. 労働許可証を申請

続いて、移民局のポータルサイトで申請を行います。
HIV/AIDS検査陰性証明書に加えて、ステップ2で用意した書類が再度必要です。

移民局ポータルサイト(外部リンク)
https://ework.e-gov.kg/index.php?lng=en

ポータルサイトの申請フォームに登録し、支払いが済めば完了です。


▲申請後の審査期間は通常5〜10日間とのこと。
 

無事に労働許可を取得!

プライサービシュケク総務チームの多大なサポートがあり、とてもスムーズに1年間の労働許可を取得したでっちゃん。当面は日本からリモートワークを行います。

今後、キルギスに滞在して仕事をする場合には別途長期ビザを取得する必要があるので、その際には改めて取得プロセスをお伝えします。

どいて!おばけ!