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面接の末に採用された3人は卒業後に来日する予定でしたが、折からのコロナ禍で断念。オンラインで愛媛本社スタッフとやりとりするなかで研鑽を積み、2年以上の時を経てようやく来日することができました。
左から順に、大学では情報技術を専攻していたレーさん、航空宇宙工学専攻のニャットさん、コンピュータ工学専攻のトァンさん。ベトナムと日本の時差は2時間、フライト時間は約6時間ということもあって、さほど疲れた様子もなく。
日本は初めてということもあり、出社初日の自己紹介はさすがに皆さん緊張していました。日本語も習得中ですが、話しぶりや表情からは誠実な人柄が伝わってきます。
なお、当社では総務チームが中心となり、住まい探しや各種手続きなど、より良い環境の下で仕事に打ち込めるよう全面的にサポートしています。
翌日、広報チームとの交流を兼ねてオフィス近くのお好み焼き屋さんへ。なんでそこを選んだかというと、ベトナムにはフォーに代表される粉モン文化が根付いていると思ったからです。事実、過去に食べたことのあるレーさんはお好み焼きが大好きで、向こうにも似たような料理が存在します。
普段の昼食は皆さん自前のお弁当で、いつも仲良く一緒に食べています。ぱっと見た感じエビやイカなどのシーフード多めなのはお国柄でしょうか。
神妙な面持ちから笑顔に…ニャットさんはコテさばきもなかなか。趣味の話になると、インラインフォーの日本製大型バイクに興味津々。今のところ自転車通勤ですが、そのうちバイクで颯爽と登場するかもしれません。
トァンさんのうれしそうな顔といったら! 趣味は音楽でUS、UK、日本のものをよく聴いています。好きなアーティストは「ホイットニー・ヒューストン」と、二十代半ばにしてはなかなかシブい。
ちょっとシャイな感じのレーさん。「写真を撮られるのは苦手なんですよ」と言っていたので、遠くからさりげなく撮らせていただきました。趣味は日本のアニメを観ることで、なかでも『千と千尋の神隠し』と『ONE PIECE』がお気に入り。休日に『千と~』との縁も深い下灘駅や松山城を訪れたそうです。
晴れてプライサーの一員となった皆さんに、松山の印象や仕事の意気込みなどを聞いてみました。
研究開発チームのトァンさん
「日本の印象はたくさんありますが、2つのことを話します。まず、技術がとても発展していることで、どこにでもテクノロジーが使われています。たとえば、お店で買い物をした際に、スマートフォンで支払っている光景は本当にびっくりしました。もう一つは、人がすごく優しいことです。僕は分からないことばかりなので何度も聞くのですが、いつも熱心に答えてくれます。この間もゴミの出し方について、日本の方に詳しく説明してもらいました。本当にありがたいです。仕事に集中するために、早く日本の生活に慣れたいと思っています。
そして、僕は研究開発チームのメンバーなので、もっと研究したい。いつか研究が実生活に応用されることを希望します。AIとIoTの世界は本当に素晴らしい。今、AIについて研究しているので、将来は組み込みシステムやモバイルデバイスにその結果を適用したいと思っています」
研究開発チームのニャットさん
「松山市のことはベトナムにいる時からYouTubeで見ていましたが、到着した時は町の美しさに驚きました。海や山、そして空気がきれいですね。私が日本で最初に飲んだのは松山空港の蛇口みかんジュースでした。それは甘くて爽やかで、2回のフライトの疲れも吹っ飛びました。
今後数年間、私はプライサーで働きます。これは私のキャリアの中で重要な時期だと思うので、経験を積むために最善を尽くし、研究開発チームの同僚と一緒に、コミュニティのためにいくつかの素晴らしい製品を開発したいです」
フロントエンドエンジニアチームのレーさん
「日本に来るのは初めてなのですが、目にするもの全てがすごいですね。愛媛の人々や風景にとても感動していて、人はとても親切でフレンドリーです。日本の技術開発のレベルは素晴らしく、生活のあらゆる場面で技術が応用されているのが分かります。
私はフロントエンドエンジニアとして役割をしっかり果たし、自分の知識が会社の発展に貢献できることを願っています。また、この地で文化を学び、おいしい料理を見つけたいとも思っています。あと、私の周りにあるものは全てアニメ映画のようですね。私はそれらがとても大好きです」(原文は英語で、意訳しています)
日本に、そしてプライサーに来てくれてありがとうございます。
Cảm ơn(カムオン=ベトナム語でありがとうの意味)