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コーポレート

年5日の有給休暇取得に向けて総務チームが奮闘

2019年4月1日から10日以上の有給休暇が付与される全ての労働者に対し、毎年5日間有給休暇を取得することが義務付けられました。

義務を果たすことはもちろんですが、弊社では生産性の向上やスタッフのモチベーションアップなどを目的として、総務チームのマッサーさんが中心となって有給取得の促進に取り組んでくれました。

そこで今回はマッサーさんに有給取得に向けての取り組みや課題などを聞いてみました。


▲照れながらも熱心に話してくれたマッサーさん。「撮影用におしゃれしてくれば良かった!」とのこと(笑)



消化に向けての取り組み

Q. 有給休暇取得の促進のために、どのような取り組みを行いましたか?

(以下、太字がマッサーさん)
A. 有給取得に向けての取り組みは大きく分けて3つ行いました。

1つ目は、スタッフに向けての情報発信です。
毎月、月末に現在までの有給取得状況と残りの必要取得数をまとめたものを、有給関連チャットグループを活用して全スタッフに発信しました。これにより、現状把握をしてもらうことができ、『取得計画が立てやすくなった』との声もいただきました。

2つ目は申請フローの見直しと簡略化です。
これまでは、担当者に口頭で伝えたり、チャットで連絡したりと、バラバラで混乱されてしまうこともありました。そこで、申請方法を“有給申請書の提出”に一本化し、スタッフが迷わないようにしました。申請書についてもフォーマットを作成したため、申請者は少しの追記ですぐに申請ができるようにしています。
有給を取りたいと思ったときにすぐ申請ができる環境にできたかと思います。



▲実際に使用されている有給申請書。1分もかからないうちに作成できる

3つ目は一人ひとりに対するアプローチです。
スタッフによっては有給がなかなか取りづらい人もいました。そんな人たちに対して『○月○日は休めませんか?』とピンポイントの日時指定で有給を取ってもらえるように声掛けをしていきました。声を掛けてみると、優しいスタッフばかりだったので、快く協力してくれて、提案した日に有給を設定してもらうことができました。



今年度の取得状況について

Q. それでは、今年度の達成状況を教えてください。

A. 分かりました。まず、義務化されている年5日取得の達成状況ですが...

▲【有給を5日取得したスタッフ】の割合(取得義務のあるスタッフが対象)

見事、全スタッフが5日間取得を達成できました!
実は今年の1月に入った時点では少し怪しいなと思っていたんですが、2月、3月と皆さんの協力もあって何とか達成することができました。




Q. その他の有給関連のデータも教えてもらえますか?

A. はい。全スタッフの有給消化日数は次の通りです。

▲【全体の有給取得日数】の割合(有給が付与された全スタッフが対象)

何とか50%以上は取得してもらえましたが、正直まだまだ低いです。
今年の目標は取得率110%(繰り越し分の消化を含む)だったので、大きく課題が残りました。ここを来期以降、どのように改善していくか検討していきます。


次に、個人の有給取得日数の分布は次の通りです。


▲【個人の有給取得日数】の割合 ※5日未満はパートさんやアルバイトさんを含む

5日取ってくださいと言っていた中で、9割近くの方がその5日だけで終わらずに、6日以上取ってくれたのは大きいですね。強制的に取ってもらったのではなく、自発的に取ってくれたのかなとポジティブに捉えています。来年度は9日以上取得した人の割合をもっと上げていきたいです。



最後にチーム別の平均有給取得数の分布です。


▲【チーム別平均有給取得日数】の割合

エンジニアチームの取得数が多いのは少し意外ですが、技術者がしっかり休めているのは良い環境だなと思いました。インフラエンジニアチームに関しては24時間365日の保守対応をしている中で、うまく担当者のローテーションを回して有給取得に協力してくれたので、とても助かりました。ディレクターチームはクライアントとの対応があるためなかなか取得が難しかったと思いますが、前年度と比べると確実に増えてはきているので、来年度以降はもっと取得してくれたらなと思っています。

 

来期に向けた改善点

Q. 来期に向けた課題や改善点を教えてください。

A. 5日取得は達成できましたが、全体の取得率が低かったのが課題です。

今期は後半になるにつれてアナウンスを強化していく形になりましたが、来期は前半のうちから早め早めに年間を通してのアナウンスを行っていく予定です。

他にも、申請方法のさらなる見直しや、これから初めて有給を取得される方や新規で入社される方に対して、分かりやすく説明できるフローのようなものも作りたいと思っています。

そして最後に、有給の取得はチームごとのスケジュールや活動方針に関わるところが大きいので、各チームリーダーに対して協力要請も行っていきたいです。



有給休暇の有効的な使い方

Q. 最後に...マッサーさん自身は有給をどのように活用されていますか?

A. 体をゆっくりと休めることも大事ですが、有給を取った日はどこかへ出かけたくなるタイプです。なので、有給を取った日は愛媛県内の観光をすることが多いです。

ただ、今年は新型コロナウイルスの影響もあったので、人混みの多いところには行かないように注意していました。それを頭に入れたうえで、今年は自然が豊かなところに行って景色を楽しむことが多かったです。

休日だと人がたくさん集まる場所でも、有給を取った日は平日になるので、密にならないことも有給を取ることのメリットだと考えます。
今後コロナが収束したら行きたい場所はたくさんあるので、来年も有給を有効に使いたいと思っています!



▲双海町下灘にある日本水仙花開道。ここから見える絶景に感動したと話してくれました

以上、総務チームのマッサーさんのお話でした。実際、今年は総務チームの活動もあってとても有給が取りやすい環境だったと思います。年5日の取得義務も無事に達成できて、会社としてもホッとしています。マッサーさん、ありがとうございました。



※記載の所属・業務内容は、取材時点のものです。

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