石村さんから「自分の作品は板の表面だけでなく、板の上下左右にも絵を描いています」という説明を受けて、中村知事は興味深そうに上から覗き込んだり下から見上げたりされていました。
最後は石村さんが自身の直筆サインの入った作品集をお渡しするなど、終始和やかムードで視察は終わりました。
2021年3月14日時点で来館者数は1万人を超え、連日盛況ぶりをみせる本イベントですが、コンセプトにもなっているように、元はインドゾウが生活をしていた「獣舎」でした。そのため、オープンするまでにはいくつか苦労があったのも事実です...。
長年使われていなかった獣舎だけあって、落ち葉や壁の汚れなどの清掃に弊社スタッフのマッサーさんも一苦労。
弊社スタッフのでっちゃんは2mの高さを活かし、高圧洗浄機を使っての壁清掃を担当。
壁から跳ね返ってくる水しぶきを全身に受けながらも、楽しそうに壁をピッカピカにしてくれました。
作品を展示するための内装工事も、オリが残る獣舎内ではスムーズに資材を運び入れることができなかったりと、ここでもまた一苦労。
構造上、色々と制約のあるスペースでの展示でしたが、できる限り石村さんの思い描くレイアウトに近づけるように工夫を凝らしました。
最終的にはこのような形になりました!
全作品写真撮影OKですが「インドゾウの親子」はオリの中に象がいるように見える角度で撮影するのが一番のおすすめです。
このように苦労がありながらも、動物園のオリの中の美術館「TOBEズージアム」を開催したかった理由の一つとして、獣舎ならではの“味”をそのまま活かすことで、石村さん作品の動物たちが更にいきいきしているように見えるのでは?ということがあります。
ご来場くださる皆様に最高のかたちで作品を楽しんでいただけるよう、照明のひとつひとつまでこだわりをもって展示を行っています。
塗装が剥げている部分はゾウが体をこすりつけたりしてできたもの。
そういう背景を知って改めて実際に会場にお越しいただき、空間も1つの作品として楽しんで過ごしていただけたらとても嬉しいです。
会場内では石村嘉成さんの作品のグッズ販売も行っています。
ポストカード 110円(税込み)
タオルハンカチ 880円(税込み)
作品集 2,200円(税込み)
上記以外にも、ポスターや塗り絵、ショルダーバッグなどの販売もあります。
ご自分の思い出として、知人へのお土産として、ご来場いただいた際には、お気に入りの1品を見つけてみてください。